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レフティー・アングラーが産み出す違い

~ オールド・スクール・アウトフィッターの生き残り ~
(*オールド・スクール=Old School = 昔ながらの、昔式の)

私がガイド・ライセンスを取得したのは2011年。試験を受け、アウトフィッター・ライセンスを取得したのが2015年。この短い期間中に、ガイド・ビジネスにおけるたくさんかつ常に起こる変化を見てきた。しかし、これまで変わらなかったこと・これからも変わらないことがひとつだけある。私のガイド哲学だ。 

駆け出しは心もとなかったけれど、その後の数シーズン、この地域で何十年も活動してきたアウトフィッターに出会い、彼らの基で経験を積めたことは幸運な展開だった。自らをガイドとして築く基になった経験と知識が今でも私の血脈に流れている。

私は地域で最もいそがしく最大手のアウトフィッターなどとのたまっているわけではない。また”私が一番”などとホラを吹いているわけでない。しかしながら、事実として、私はこれまで真剣かつフライフィッシングのためだけに生きている釣り人・クライアントをガイドしてきたのだ。釣りの技術と経験の有無だけの話ではない。私が連絡を受けるのは、全くの初心者(釣りが観光の一部の方も含めて)からかなりの経験者まで多岐にわたる。彼らが期待するのは、このフライフィッシングの中心地でとにかく釣りを楽しむこと、専門的な知識を私から習うこと、そして私のプロフェッショナルなガイド・サービスだ。

  • 毎回おなじみのサンドイッチに飽きた?(サンドイッチはオニギリみたいな感覚で私も好きだし、ランチに提供もする。でも毎回毎回繰り返しは・・・・) 

イエローストーン川のフロートトリップでのランチにテーブルとイスを提供すること、さらにはそれらをボートに携帯していることは、もはや”恐竜の存在”のような行動になってしまった。しかし私は未だにそうする。時間と天気次第では、手軽に何か調理し、熱々のランチを提供することもある。デザートにアイスクリームを提供するのなんて、私だけだろう:オールド・スクール・アウトフィッターから習ったことのひとつ。 

  • ガイド・トリップの長さに本当に満足してますか?

何が言いたいかというと、私はたいていスプリング・クリークを去るのは最後だし、またイエローストーン川でボートを取り上げる最後のガイドである。繰り返すが、私はもう10年以上真剣な釣り人・とことん釣りを極めたい釣り人をガイドしてきた(*代金の元を取ろうとか、ガイドを使いぱしってやろうなどとセコイ人々ではない)。そんなクライアントこそ私の履歴書となっている。これもまた私のガイド方針戒律のひとつ「ガイドは朝9時から夕方5時までの仕事ではない」に基づいている。他のフライショップやガイド・サービスは「フライフィッシングとガイドこそ私達の情熱!」などと宣伝文句を並べるけれど・・・・私に言わせれば、それはガイドを志す以前のレベルの必要事項。私は当たり前に具現化しているだけ。そして私は実際にボートを漕ぐ・・・・。

「ガイド・トリップはその日のクライアントの要望次第」。夕方より早く切り上げたいクライアントも多々いらっしゃる。それは全然オッケー。私は何も制限無くクライアントにお付き合いすると言っているわけではない。私は夜通し・夜釣りのガイドはしないし、家に帰って眠る必要がある。しかし私が言いたいのは:私はその日のトリップを規則的ルーティンによって計画しないし、また私の次の日の予定のために短くしたりはしない、ということである。たくさんのクライアントは、一年のたったの一日(もしくは数日)のためにわざわざモンタナを訪れ、かなりの投資をする。私もかつてはガイド・サービスを雇ったことがあるので、その点は十分理解している。

私の観点では、残念ながら、ここ最近のガイド・サービスは”ショップやガイドの都合によって標準化されている”ように見える。これは他の企業のことなどで、私には一切関係ない。また、自分が良く見えるように他社の悪口を言っているわけでは全然ない。しかしながら、私と予約するクライアントから彼らの他のガイド・サービスでの経験を聞かされるのはしばしばである。これもまた、誇りをもってオールド・スクールでい続ける動機である。 

他の大手のガイド・サービス(フライショップやアウトフィッター、ロッジ等)とは異なり、クライアントは私自身=あなたのアウトフィッター兼ガイド=と直接話しているのだ。私はあなたのクレジットカード番号を聞き出す店員なんかではない。また他の大手と違って私はガイドのリストなどない(誰かが下で働いているみたいで気分はいいだろうけど・・・・)。つまりクライアントは誰がガイドとして当てられるかわかっているということ。ガイドと直接やり取りしているのだから、間に仲介人などなく、ガイド・トリップで何を達成したいかをしっかり伝えられるということ。

この声明は、私が雇うガイドにもしっかり伝えられている。逆言えば、私の規則・戒律に従えないガイドとは一切付き合わない。 

なので、あなたのモンタナへの釣行は、私のガイド・サービスを御利用していただければ、思い出深いものになることでしょう。 

質問や心配事がありましたら、いつでも日本語でご連絡ください。

​まずはそれが初めの一歩!!

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